千葉|「相続なんでも相談」 いそがい行政書士事務所

『相続』について記事一覧

家庭裁判所の「検認」とは遺言書の「検認」は、相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせるとともに,検認の日における遺言書の形状など内容を明確にして、今後偽造や変造をされないようにするためのものです。遺言書が法律的に無効か有効かの判断をするものではありません。「検認」が必要な遺言書は、「自筆証書遺言(法務局の保管制度を利用していなかったもの)」と「秘密証書遺言」です。気を付けていただきたいのは、封が...

相続人の順番配偶者がいる場合。この「配偶者」とは「戸籍上」の配偶者です。何十年も一緒に住んでいても婚姻届けの手続きをしていなければ「配偶者」ではありません。この「配偶者」は順番がなく、必ず「相続人」になります。ここから、相続人となる順番についてご説明致します。被相続人(対象となる亡くなった人)の子 (養子も含みます) 注:胎児も相続に関して権利があります。ただし、死産である場合は適用されません。も...

相続人の欠格事由「欠格」を辞書で調べると、「必要な資格を欠くこと」とあります。「相続人の欠格事由とは、相続人となることができない人です。民法891条に列挙されています。若干、説明も加えて書き出してみました。@ 故意に被相続人又は相続について先順位若しくは同順位にある者を死亡するに至らせ、又は至らせようとしたために、刑に処せられた者 → まず「故意」ということなので、「わざと」「意図的に」ということ...

「遺留分」について『遺留分』とは、相続人に法律上確保された一定割合の相続財産です。『遺留分』は残された家族が生活に困らないように認められたものなので、遺言や贈与で『遺留分』の割合が侵害された時は、『遺留分侵害額請求権』を使うことができます。 兄弟姉妹以外の相続人 @ 相続人が直系尊属のみである場合 財産の三分の一A 上記以外の場合 財産の二分の一但し、相続人が数人いる場合は、上記に、法定相続分や同...

代襲相続相続人が相続の開始以前に死亡したとき、又は相続人の欠格事由に該当したとき、若しくは廃除により相続権を失ったときに、その者の子が代わって相続人となること@ 相続人より前に亡くなったA 相続人の欠格事由に該当した「相続人の欠格事由」については質問5を参照下さい。B 廃除された「廃除」とは、被相続人が、推定相続人を廃除することです。但し、ここで言う『推定相続人』は「遺留分を有する」人なので、「兄...

質問1 伯母の相続人になる姪ご相談者は、40代の女性(Aさん)です。私の伯母が亡くなりました。伯母は買い物が大好きだったので、かなりの借金があります。家は賃貸で、財産は、むしろ借金しかありません。伯母には子供がいるのですが、全員「相続放棄」したそうです。先日、伯母の子である一人から「このままだと、あなたが相続人になって借金を返済しないといけなくなるわよ」と言われました。伯母の弟である、私の父は伯母...

事例1 会ったこともない兄弟が相続人ご相談者は、70代の女性(Aさん)です。先日、父が亡くなりました。母は随分前に亡くなっているので、一人娘である私が、長い間、父の介護をしていました。葬儀も終わり落ち着いたので、父名義がある銀行口座を解約しようとしたところ、戸籍謄本などの書類が必要と言われ準備し、再度来店したところ、相続人が私だけではないので、他の書類も必要だと言われました。戸籍謄本の読み方がよく...

事例1 相続財産が全部兄のもの?!ご相談者は、60代の女性(Aさん)です。私の父が先月亡くなりました。父は遺言で「全財産を長男○○へ相続させる」と書いていました。父と母は、10年以上前に離婚したので、父は一人で生活していましたが、近くに住んでいる義理の姉が、ご飯を作って運んでくれたり、気にかけたりしてくれていたので、とても有難いと思っています。姉には感謝しつつも、私のことが全く目に入っていなかった...

事例4 長年連れ添ったのに家から追い出されるご相談者は、70代の女性(Aさん)です。半年前に長年一緒に暮らしていた主人が亡くなりました。主人と言いましても、この人には妻やお子さんがいて、籍はそのままです。私が住んでいる家は、主人名義です。光熱費や電話代も主人の口座から引き落とされていて、口座の管理は私がしています。先週、主人のお子さんから手紙がきて、そこには「父名義のものは、すべて相続人である自分...

事例4 子供がいないご夫婦の相続ご相談者は、80代の男性(Aさん)です。妻が3年ほど前に亡くなり、今は一人で生活しています。先日、妻の通帳の定期口座にそこそこの額のお金が入っていることが分かりました。そこで解約しようとしたところ、銀行の窓口で「相続人全員の印鑑証明書が必要」と言われました。私達夫婦に子供は無く(妻は出産経験はありません)、妻の親は既に亡くなっていますが、妻には5人の兄弟がいます。法...

事例6 亡くなったらあげるって遺言に書いてあったのにご相談者は、50代の男性(Aさん)です。生前、伯母が「私のことをいつも気にかけてくれてありがとう。この家は、あなた(Aさん)にあげるわね。」と言って、実際伯母が書いた遺言書を見せてくれました。それから10年以上、私は仕事で離れた所で暮らしていたため伯母とは疎遠になっていました。先日その伯母が亡くなり、相続の話しが出たのですが、そこには私が見た遺言...

事例6 遺産分割協議の仕方が分からないご相談者は、60代の男性(Aさん)です。この前、私の弟が亡くなりました。弟は生涯独身で子供もいません。両親もすでに亡くなっているので、私達兄弟が相続人です。私達と言いましたが、兄弟は弟を含めて5人です。その内1人が私で、1人が弟、あと3人は妹です。妹たちはみんな遠くに嫁ぎ、1人はあまり体調がよくなく現在入院しています。ちなみに遺言書はなかったので、どのぐらいの...


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